689Cloud会長・片岡裕之、ICTCOMM 2026でAI時代のデータセキュリティを講演

689Cloud会長・片岡裕之、ベトナムのICTCOMM 2026で「AI時代のデータセキュリティ」をテーマに講演
ベトナム・ホーチミン市 — 2026年6月25日 — コンテンツおよびデータセキュリティ分野のリーダーである689Cloud PTE Ltd.の会長、片岡裕之は本日、ベトナムで開催されたICTCOMM 2026において、「Data Security in the AI Age(AI時代のデータセキュリティ)」をテーマに講演を行いました。
講演では、人工知能(AI)の急速な普及によって生じているデータセキュリティ上のリスク、特に企業や教育機関におけるパブリックAIサービスの無秩序な利用がもたらす深刻なリスクについて解説しました。片岡氏は、AIが生産性向上に大きく貢献する一方で、十分な管理が行われないまま機密情報や個人情報がAIプラットフォームにアップロードされることで、重大な情報漏洩につながる可能性があると指摘しました。
また、AI利用によって発生し得るリスクの具体例として、事業計画、財務情報、個人情報、知的財産、研究資料などの機密情報が外部に漏洩する可能性について説明しました。従業員、学生、ナレッジワーカーが、文書の要約、データ分析、レポート作成、日常業務の支援などにAIツールを活用する機会が増える中、こうしたリスクへの対応はますます重要になっています。
講演では、組織が採用し始めている一般的なリスク低減策についても取り上げました。具体的には、オンプレミスAIやプライベートAI環境の利用、AIモデルの学習機能からのオプトアウト、プロンプトのスクリーニングおよび機密情報の削除、業務環境や学校環境におけるパブリックAIサービス利用の制限または禁止などを紹介しました。片岡氏は、これらの対策にはそれぞれ有効性がある一方で、セキュリティ、利便性、生産性のバランスを取る上で実務上の課題も存在すると述べました。
さらに、片岡氏は、689Cloudが提案するDRM技術を活用したAI時代のデータ保護アプローチを紹介しました。689Cloudの技術は、保護された文書へのアクセスを制御し、不正利用を制限することで、機密データがAIにアップロードされ、読み取られるリスクを低減することを目的としています。AI利用が拡大する中でも、組織が重要な情報に対するコントロールを維持できるようにします。
最後に、今後の研究テーマとして、AIサービスに送信される前に機密情報を検出するAIプロキシやAIゲートウェイについても議論しました。こうした技術は、組織がAIを安全に活用しながら、データ漏洩リスクを低減するための重要な保護レイヤーになる可能性があります。
ICTCOMM 2026は、ホーチミン市で開催され、通信、情報技術、コミュニケーション、デジタルトランスフォーメーション分野のテクノロジー企業、ソリューションプロバイダー、専門家が集まるイベントです。今回の片岡氏の講演は、AIが日常業務に深く組み込まれていく時代において、組織が新たなセキュリティ戦略を構築する必要性を強調するものとなりました。